涙の嘘と罠

凄かったけど、正直すぐさま病院に行って欲しかった。脳は命に関わってくることですし。今はただただケガが悪化しないこと、精密検査で異常がないことを祈るばかりです。恐ろしい思いをしながら演技を見て、終了後は「早く病院へ!」と思っていたけど、マスコミはこぞって美談にしている。脳震盪の後遺症の恐ろしさを知らぬわけでもなかろうに…。五輪王者の意地、と褒めたたえる前に、五輪王者だからこそ勇気を持って棄権してほしかった。以前高橋選手と小塚選手の衝突事故の時、確か相手選手を気遣って出場されたように思いますが、羽生選手もそういう気遣いあったのでしょうか。ファイナルもかかっているし。いろんな思いがあったのでしょうが、見ている方が辛くなった。周りが止めるべきだったように思います。色々意見はあると思うが、羽生選手の決断に対してとやかく言うべきでないと思う。確かに今後のことを考えると無理をすべきでないと思うが、彼は他人のために演技をしているんじゃない。もちろん、皆にスケートを通して様々なことを伝えたいと思ってやっているとは思うが、アスリートとして自分のために、自分の向上のためにやっているのだろう。彼のスケートに対する強い思いが生んだ結果ならば、たとえ選手生命がそこで断たれようとも後悔はないと思えるのではないか。むしろアスリートとしてはここで棄権を選んで後悔したまま続けるよりは良いのではないか。もちろん彼は日本の至宝であるが、それと同時に一個人、アスリートとしての思いもある。それが優先される時があっても良いのではないか。


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